刀剣と甲冑展(致道博物館)+旅行記
はい、鶴岡行ってきました。
お目当ては加茂水族館と致道博物館。
天候不良のせいもあってか、朝一のバスで行った加茂水族館は比較的見やすくてとても楽しめた。
クラゲって可愛いんだね…
からのクラゲアイスw
館内展示とアシカ・アザラシショーをたっぷり楽しんだあとは市内へ。
丙申堂も素敵だったけど釈迦堂は更によかった。小さい建物ながら襖を開けた状態の開放感や庭の広さがとても好き。
それから致道博物館へ。
致道博物館自体は一昨年に来たのだけど、建物の修繕?改築?終わったんだね。すごく青いなあって…
早速お抹茶セットをいただきました。
茶室独り占め!ゆっくり楽しませていただきました。
一息着いたあとは蛍丸を鑑賞。夏に関鍛治伝承館で見たものと随分刃文が全然違うような…と思ったら所蔵元が違うみたい。
他の展示もざっくりと見て刀剣展示へ。
・短刀 吉光(名物 信濃藤四郎)
肌詰む小板目で深く濃い地鉄、太めの直刃は冴えるけど刃縁はややふわりとする。一見はっきりとした直刃だけど、このささやかなふわっと感が刀剣春秋にある匂い口締まりごころなんだろうか。二年前に見たときもきっと綺麗だと思ったんだろうけど、やっぱり綺麗だったわー。まだまだ初心者だし見方も合ってるか怪しいところだけど、刀を見ることに慣れてくるとより美しさに気づける気がして楽しい。
・刀 月山
平造り、直刃調乱れる刃文に砂流しかかる。よく鍛えられた綾杉肌と棟側に杢目連なる。肌の波状に写り?有。
この月山は本当にいい月山!徳美の保昌の話でも触れた気がするけど、柾目と綾杉肌は綺麗に肌目がでていると本当に綺麗なんだよね。この月山も本当に綺麗に波模様が幾層にも連なって、しかも棟よりの杢目の丸も本当に綺麗に出てる。東博にもちょうど月山の刀が出てたかと思うけど、全然別物と言わざるを得ないほど(実際時代も刀工も違うけど)肌模様が美しかった。そして刃文の下の地鉄が光の反射で波模様にキラキラするの可愛い。
そのほかもゆっくり見て楽しませてもらった。行光の鞘とか新しいものだと思うけど黒漆に華やかな蒔絵の松がめちゃくちゃかっこよかった!点数こそ少ないけれど優品ばかりなので満足度高くて嬉しい。
これでnhkの撮影準備とかいう邪魔が無ければもっとよかった…撮影自体は閉館後なのになんで開館中に大風呂敷広げて準備するのかそういうところが嫌われるんですよ。
そんな感じで最後にケチついたのでモヤモヤが残ったけど、観光自体は楽しめるものでした。
加茂水族館はレンタカー借りてもう一回行きたいわ。