絵と刀と旅の記録

美術館巡り好きでにわかオタの記録。

10月に行った美術展

・京のかたな展(京都国立博物館)

・諸国漫遊〜多彩なるお国拵と日本刀五箇伝を巡る旅(刀剣博物館)

・横山崋山展(東京ステーションギャラリー)

東山魁夷展(国立新美術館)


どれも楽しみにしていた展示!

かたな展は満喫したので別記事に。諸国漫遊は前後通して、国光の短刀と正恒の太刀が良かった!国光の詰み肌美しく強い個性を発揮する冠落としの姿、正恒青江派らしさを放つ華やかな乱れ映りの美しさで幸せなひと時を過ごせました。

崋山展は「見ればわかる」その通りの技量の高さ!器用さと画力を備えた作品の幅の広さは、暁斎に続く人気絵師になりそうな雰囲気。個人的には墨絵の面白さを感じられる鍾馗・富士山が特に好きかな。

東山魁夷展は50を超えてぐっと画面が美しくなる東山魁夷の魅力が詰まった素晴らしい展示。夕闇に染まる街の幻想的な美しさ「晩鐘」が一番お気に入りだけど唐招提寺の襖絵の繊細な迫力も見応えたっぷり!山のけぶるような湿潤な空気の再現は時間を忘れて眺めてしまった。


行った館数は少ないけれど、濃密に楽しむことができた月でした。